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第十五章 各種メディア等紹介事例

●第十五章 各種メディア等紹介事例 

 

 各種メディアに紹介されたことは非常に光栄である。

 

●日本精神神経学会

このPTSD(外傷後ストレス障害)体験談のホームページは

第93回日本精神神経学会総会(1997年5月29日~31日 東京国際フォーラム)

奈良県立医科大学精神医学教室演題 ワークショップ 新しい治療の試み3

ⅢB-29 インターネット・電子メールを用いた精神科カウンセリングの試みにて

当時の奈良県立医科大学精神科ホームページリンク集として紹介された。

専門家の知己と共に、私も参加した。

   

 

●シンポジューム

国際シンポジウム「災害とトラウマ:長期的影響とケアの方向性」に参加した。

   開催日時:1997年10月10日(祝)午後1時から6時
      場所:神戸市産業振興センター3階大ホール

  

講演者(講演者順)

兵庫県精神保健協会こころのケアセンター医師 岩井圭司 現在兵庫教育大学大学院学校教育研究科 教授

UCLA精神科生物行動科学教室教授 ロバートパイヌース

九段中野クリニック 中野幹三

オーストラリア・アデレード大教授 アレキサンダーマクファーレン

東京医科歯科大学難治疾患研究所助教授 小西聖子(犯罪被害者の心の傷/白水社の著者)現武蔵野大学教授

神戸大学医学部精神神経学教室講師 安 克昌(心の傷を癒すということ/作品社の著者)故人

ハーヴァード大学精神科臨床準教授 ジュディスLハーマン(心的外傷と回復/中井久夫訳/みすず書房の著者)

 

シンポジュームの個人的な感想だが、ハーマン女史の講演の中で"早期回復者の傾向"についての解説があった。
それはPTSDに対する個人的見解についてに記載いたしましたように、

前向きに考える。

前向きに行動する。

無理をしない。

規則正しい生活をおくる。

至極当然な事のようだが、気分をコントロール出来ないのですから前向きに考え、前向きに行動するということは

PTSDの渦中にある人にとっては非常に困難なことなのである。
しかし私は行った。素人の考えが、そのまま回復の手段の方向性に合致していたのには少々驚き、また自分を信じた事に

対しての自信と嬉しさを感じた。
この国際シンポジウム「災害とトラウマ:長期的影響とケアの方向性」に参加させていただくにあたり、快く

ご承認下さいました兵庫県精神保健協会こころのケアセンターの関係者の方々にこの場を借りまして厚く御礼申し上げます。
なおこの講演が書籍になった。
災害とトラウマ/こころのケアセンター編/みすず書房。 



●メディア取材について
ここに取材されたことについて記載しているが、これらは決して自画自賛から記載しているのではない。
本来取材を受けること自体、非常に抵抗があった。それは今でも同じである。
端から見ると、自慢しているように見えるであろう。そんなつもりは毛頭ない。
PTSDというものがあり、多くの人が苦しんでいる。
自分として出来うることはないかと考えたとき、メディアに出て啓蒙することも一つの手段であると考えたからである。
下記に記載しているのは、自分としての記録いわば日記として、また出演等が事実であるということの証明のためである。
私をヒーローなどと思ってもらっては困る。私は単なる被害者である。
 

§新聞取材

読売新聞東京本社より取材を受けた。1997年4月4日朝刊に記載。(自分探し、心探し)

 

§TV取材

 

日本放送協会 

メディアでこの外傷後ストレス障害体験談のホームページが取り上げられた。
公共放送であるNHK大阪放送局よりの取材。
当初、電話による取材だけだった。
しかし「ご自身の体験を同じ悩みを抱えている方々のために公開し、そして交通事故だけでなくPTSDの症状に

悩んでいる方々のご相談にのっていることを紹介させてほしい。交通事故だけではなく、他のトラウマでPTSDに

悩んでいる方々のためにも、ひとつの大きなメッセージをお伝えできるのではないかと願って」というたってのお願い

に対してTV取材、出演に応じることとした。
 放送は、NHK大阪総合テレビジョンの1999年7月17日午後6時10分から28分間、再放送は翌日18日の

朝8時から。また7月27日午後5時から、BS1(衛星放送7ch)で全国放送された。
番組名は「発進基地99」と言う。
自分の言葉で、自分の体験を交えわかりやすい言葉で語ったつもりだ。
取材を受けたのは、2時間ほどだったが、実際に放送されたのは2分間程度。
私が発言した言葉が、現在もなお苦しんでいらっしゃる方々にどれだけの安堵感を与えたのか些か心配である。

 

 

株式会社TBS

   2001年10月25日 午後10時「ここがヘンだよ日本人」日本人ゲスト出演。
   
 収録時は、このホームページに記載してある事の全てを語ろうと努力した。
 実際には、その半分も語ることは出来なかった。
 ディレクターには9割は話すことが出来たと言ったが、申し訳ない。
 嘘である。また本放送にあたってはカットの連続で出演の意味すら無くなっていた。
 それはヘンだよTBS。VTRの部分が多すぎる。
 センセーショナルにPTSDを取り上げるのはいいが、その後のフォローが無い。
 つまり治療論やシェルターの存在である。
 啓蒙活動の一つとして記載する。消化不良の感があり残念である。

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